2017リオのカーニバル写真集(3)インペラトリス・レオポウジネンシ

2017年 03月 4日

インペラトリス・レオポウジネンシ

2月26日(日)の夜から28日(火)の明け方にかけて、ブラジル、リオデジャネイロのカルナヴァウ専用会場サンボードロモを舞台に、2017年のコンテストパレードが開催され、33年ぶりにポルテーラが優勝を果たした。カルナヴァウの模様をTVグローボ、「G1」などが伝えた。

初日の3番手で行進を行ったのは、リオデジャネイロ州を拠点とするインペラトリス・レオポウジネンシ。アマゾン地域の先住民族の、抵抗の歴史をテーマに行進を行った。

3200名が29のアーラ(パート)に分かれ、山車6台、小型山車1台とともに、シングーインヂオ国立公園の居住区に暮らす16の民族グループを紹介、先住民の豊かな文化や動植物の多様、自然とともに生きる先住民たちのの神聖な伝統、先住民族の生活を脅かす脅威の数々(病原菌、白人による搾取、農薬、自然破壊など)を表現した。

行進には先住民族のカイアポ族も参加。打楽器隊の衣装にもカイアポ族の装飾が取り入れられた。

(文/麻生雅人、写真/Riotur)