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ブラジル中西部で冬季のトウモロコシ生産量、50%増の見込み

フェスタジュニーナ

ブラジルはこの時期、6月祭、7月祭が全国各地で行われる。このお祭り期に欠かせないのが、日本のちまきに似たお菓子「パモーニャ」だ。

季節の風物詩、パモーニャはトウモロコシで作られるが、トウモロコシが今年は豊作なようだ。

グローボ系ニュースサイト「G1」が6月25日づけで伝えたところによると、中西部マト・グロッソ・ド・スウ州(以下「MS州」)での冬季トウモロコシ生産量が過去最高レベルの900万トンに達し、前年比+50%となる見込みだという。

ブラジル中西部では気候の良さを生かしてトウモロコシの二期作が行われているが、今年は特に冬季の生産量が絶好調だ。

MS州のトウモロコシ農家はここ数年、作付面積拡大、収穫効率化のための投資を続けてきた。その努力が功を奏したといえる。

「投資の成果として1ヘクタールあたり約3トン供給できるようになりました。前年比10%の増産です」(トウモロコシ農家、マルコス・ジメネスさん)

今年は天候も増産を後押しした。生産量は平均で1ヘクタールあたり約2.1トンと見込まれる。不作だった去年と比べて農家の収入は平均で45%増加するだろうといわれている。

豊作で気になるのは市場価格の低下だ。MS州生産者組合によると、現在まで生産量のうち58%は約定済みで販売・出荷先が決まっているとのことだ。ちなみに前年同期の約定率は79%だった。

生産者の一人、ゼリール・マジオーニさんは農場5.3ヘクタールでトウモロコシを栽培している。ゼリールさんによると、昨年から取引価格が下落しているとのことだ。

「昨年のこの時期、カンポ・グランヂ(MS州の州都)では1ブッシェル45レアル(約1600円)でした。今日の価格は19レアル(約670円)、ひどいものです」(ゼリールさん)

昨年のMS州の生産高は非常に低かったことが下落率を際立たせているが、1ブッシェル19レアルは2年前以前の価格と同等の水準ではある。

手塩にかけて生産している側にとって豊作は喜ばしい。一方で、市場拡大がなければ市場の原理に負けてしまう厳しさもある。豊作と取引価格の上昇を両立するには、パモーニャ世界進出しかない!?

(文/原田 侑、写真/EBC)
ブラジルの冬に開催されるフェスタジュニーナでは、季節の食べものであるトウモロコシを使った料理やスイーツ(パモーニャ、カンジッカ、ボーロ・ジ・ミーリョ、クスクスなど)が伝統的に食べられる

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