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国債格下げにも関わらず、ブラジル株式市場は8連騰、最高値更新

ブラジル 経済

2月5日の世界同時株安からほぼ3週間、だいぶ落ち着きを取り戻したものの、二番底、三番底に対する警戒からか世界の株式市場は様子見ムードが漂っている。日経平均もこの1週間は米国のダウ、NASDAQ、S&P500の前日終値に引きずられながら、2万2000円を挟んで一進一退となっている。

そんな中で、若干方向感の異なる相場展開を見せているのがブラジルだ。

グローボ系ニュースサイト「G1」が2月23日づけで伝えたところによると、ブラジルの代表的株式インデックス「Ibovespa」は同日、フィッチの国債格付引下げ発表にも関わらず、終値ベースで市場最高値を更新したという。

(文/原田 侑、写真/Dani Barcellos/Palácio Piratini)
写真は2018年1月28日、トウモロコシの収穫がはじまったリオグランジドスウ州ジルア市の農場。ブラジル地理統計院(IBGE)は2017年9月、2016~2017年にかけて大豆、トウモロコシなどブラジルの穀物生産は30,4%増が見込まれると公表した。主要穀物生産の収穫増も景気回復の支えのひとつになっていると考えられている。

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