ブラジル映画から3作品がロカルノ映画祭、モントリオール世界映画祭に出品

2013年 07月 27日

cidadecinza

スイスのイタリア語圏ロカルノで、毎年8月に開催されているロカルノ映画
祭。今年で66回目となる同映画祭(8月7日~17日に開催)にブラジル映画2作品と、ブラジル・アルゼンチン共作映画1作品が出品される。

出品されるのは下記の作品。

<インターナショナル・コンペティション>
「Educação Sentimental(感傷的な教育)」
(ブラジル)
Júlio Bressane ジュリオ・ブレサーニ監督

<レパード・オブ・トゥモロー/短編コンペティション部門>
「Tremor(震え)」
(ブラジル)
Ricardo Alves Jr. リカルド・アウヴィス・ジュニオール監督

<アウト・オブ・コンペティション部門・短編部門>
「Lo Que El Fuego Me Trajo (What The Fire Brought To Me)(火が私に持ってきたもの)」
(アルゼンチン・ブラジル) 
監督:Adrián Villar Rojas アドリアン・ビジャール・ロハス
※アルゼンチンの彫刻作家のドキュメンタリー。

また、最近では日本からも必ず出品される「モントリオール世界映画祭」の第37回(8月22日~9月2日に開催)に、ドキュメンタリー映画「Cidade Cinza(灰色の街)」が出品される予定。

「Cidade Cinza(灰色の街)」(写真上)
(ブラジル)
監督:Marcelo Mesquita (マルセロ・メスキータ)、 Guilherme Valiengo (ギリェルミ・ヴァリエンゴ)
Os Gêmeos(オス・ジェミオス)などサンパウロのグラフィック・アーティストたちの活動を描いたドキュメンタリー映画。音楽をCriolo (クリオーロ)、Daniel Ganjaman(ダニエウ・ガンジャマン)が手掛けている。

「Ônibus 174(バス174)」、「Tropa de Elite(エリート・スクワッド)」のジョゼ・パヂーリャ監督が手掛ける「ロボコップ」のリメイクも気になるが、新進気鋭のブラジル映画人の国外進出が期待される。

http://www.ancine.gov.br/

http://www.imdb.com/name/nm0107788/

http://catarse.me/pt/cidadecinza

(文/加藤元庸)