リオのイパネマ海岸にお弁当屋さんが出現。その名も「Bentô Japaベントー・ジャパ」。

ブラジルで日本文化、というとサンパウロが日系人の多い事で有名ですが、現在、リオデジャネイロでも日本食を通して日本文化が浸透しつつあります。寿司人気は高く、テマケリーアと呼ばれる手巻き寿司のチェーン店も人気です。

そんな中、今回はリオデジャネイロに2店あるお弁当にインスパイアーされた、その名もBentô Japa（ベントー・ジャパ）というお店に行って来ました！

今回食べてみたのはBentô 5 というセットメニュー。

決めてはブラジルの日本系料理屋で最近流行の春巻きが入っていたから。日本食、というとSUSHI！というのが当たり前のブラジルで、ここ1年ほど、春巻きを見かけるようになりました。

春巻きの他、ホットロールといって、チーズ入りの巻き寿司を揚げたもの、サーモンの刺身、焼きそばが入っていました。ホットロールは揚げ物好きのブラジル人に人気があり、こちらではテリヤキソースをつけて食べるのが定番。私もそれにならっていただいた所、ソースがチーズにマッチしていて美味！

春巻きは少し脂っこいものの、味は中々。醤油をつけて食べたら日本のぱりっと感には欠けるものの、具もたっぷりでとても食べ応えありの春巻き（3つ入り）でした。

サーモンはたいていこちらでは新鮮なものをいただけるので、ワサビ醤油をつけておいしくいただきました。

焼きそば。こちらでなぜか必ず日本料理の定番と今はなった「ヤキソバ」ですが、屋台で買うとたいてい、ソースの味というより醤油味で、物足りない気が．．．。でも、ここのヤキソバは少しベトナム風？という感じの味付け。ビーフンなどもあるせいでしょうか。ソース味に少しスパイスが入っている感じで、これはこれで美味しい！

ヤキソバの他にもビーフンがあったり、酢のものがあったりするのが印象的でした。また、ソースは三種類用意されていて、ワサビ醤油、醤油、テリヤキソースの3種類です。

ところで、このお店の特徴として、ブラジルでは珍しい相席で、店の壁には「私たちのテーブルはコミュニケーションの為のテーブルです」と面白い注意書きがありました。相席を一つの売りにしているようでした。狭い店内での賢い工夫ですね。日本料理屋をよく観察しているな、という感じ。

また、こちらのベントーは各メニューがそれぞれ正方形の箱に入っていて、好きに組み合わせて買うことができます。全部の組み合わせを考えると、70以上のオプションがあるそうです

店内は全体としてJapanese pop という感じの内装。テマケリーア・チェーンKoni（http://www.konistore.com.br）のトーンにも少し似ているかな。

（写真・文／平本明日美）

取材協力
Bentô Ipanema
Rua Anibal de Mendonça nº 55 Loja E Ipanema
Rio de Janeiro – RJ
Telefone 21 3322-3686
http://www.bentojapa.com.br/