「旅博2013」にタトゥ・ボーラが来日

2013年 09月 18日

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毎年恒例の、東京ビッグサイトで開催される旅行博覧会「旅博」。旅行業界のためには、産業の発展を討議する「国際観光フォーラム」や「国際商談会」が行われますが、一般入場者にとっては、国内外の観光局がブースを出店。伝統音楽の演奏や、名産品の試食や試飲を行いながらの食文化紹介があったりして、まるで、プチ万国博覧会といった趣の博覧会です。

9月12日~15日に開催された今年(2013年)の「旅博」では、ブラジルを含むメルコスール観光局が「南米! 今、最も世界で注目されているデスティネーション!」というキャッチフレーズで賑やかに展示を行いました。

同博覧会のために、2014年ワールドカップ公式マスコットの「Tatu-Bola(タトゥ・ボーラ)」も来日しました。Tatu タトゥとはポルトガル語でアルマジロのこと。「Tatu-Bola」のモデルになっている動物Tatu-bola-da-caatinga タトゥ・ボーラ・ダ・カーチンガは、ブラジル固有種(ミツオビアルマジロ、Tolypeutes tricinctus)で、ブラジル北東部の乾燥地帯にある、カーチンガと呼ばれる有棘灌木林群生地帯に主に生息しています。

固い甲羅を持っていて、危険を感じるとボールのように体を丸めてしまう特徴があることから、サッカーの世界大会のマスコットに選ばれることに。この10年間で30%も生息数が減少して絶滅の危機に瀕しているとも言われています。

(写真・文/加藤元庸)