柏のジョルジ・ワグネルが2014年に向けてボタフォゴと仮契約!?

2013年 11月 25日

ジョルジワグネル

柏レイソルのジョルジ・ワグネルが、来シーズン(2014年)にボタフォゴ補強選手になるというニュースが話題になっている。

ボタフォゴの代表は、正式な発表は今シーズンが終了した時点になる発表した。その意図はリベルタドーレス杯出場枠をかけて争っているチームに影響が及ばないようにする為である。しかし、ジョルジ・ワグネルとの契約は、リベルタドーレス杯に出場出来るか否かに関わらず進められる予定だ。

ボタフォゴは既に代理人のアントニオ・グスタボを通して、同選手がブラジル帰国に興味を示している事を知っていたようである。

11月15日付け「エスタダォン」(電子版)などで、監督であるオズワルド・オリベイラは選手を称え、次のように語っている。

「ジョルジの名前が候補にあがった瞬間、私は心から喜んだ。彼がチームに加わることを歓迎するよ。彼は日本ではチームを代表とする選手になり、日本サッカーでの貴重な経験も持っている。それに加えて、フリーキックでもかなりの決定率を誇る選手だ」

ジョルジ・ワグネルはバイーアの下部組織で育ち、2001年にクルゼイロへ移籍。その後、コリンチャンスでのプレーを経て、2006年にはインテルナシオナルでリベルタドーレス杯を制覇した。その功績が認められ、スペインのベチスでも2005年から1シーズンプレー。サンパウロへの移籍後は、2007年、2008年とブラジルリーグ優勝に貢献した。2010年には新天地として柏レイソルを選び、翌年Jリーグを制している。

オズワルド監督は更にこう続ける。

「私達はブラジルでの彼のプレーも知っているし、何より彼は今ネルシーニョの下で更なる成長を見せている。まだ本契約には至ってないが、実現すれば彼は大型補強となるだろう」

ところでオズワルド・オリヴェイラは、ボタフォゴの監督に就任して以来、日本でプレーした経験のある選手に注目しているように思われる。

例をあげると、2010年から2011年に鹿島アントラーズでプレーしたフェリッピ・ガブリエルや2009年から2012年まで大宮アルディージャでプレーしたラファエル・マルケスが現在ボタフォゴに所属している。

インテルナシオナル時代にプレーを共にしたボリヴェルも「ジョルジはリベルタドーレス杯を優勝した際の中心プレーヤーであった。体の強さも、対人の強さを持っている。セットプレーの精度は一流である」とそのプレーを絶賛。ジョルジとの再会を待ち遠しく思っているようだ。

(文/勝田道徳、写真/Getty Images)
2013年2月17日、AFCチャンピオンズリーグでの柏レイソル対貴州人和戦にて