ホレジーニョ、リオでも開催か。ショッピング・レブロンでの集会をFBが告知
2014年 01月 17日フェイスブックを通じて呼びかけに応じた人たちがショッピングセンターに集うホレジーニョ(ロレジーニョ)と呼ばれる集団行動が、サンパウロでいくつかのショッピングセンターで行われてきた。
2013年末、ファンキカリオカのバイリを、サンパウロの路上で行うことを禁じる法案が提出されたことから、抗議の意味もあってサンパウロで最初のホレジーニョが行われたという。ただし法案はまだ州知事の承認を受けてはいない。
1月19日(日)の16時20分からリオデジャネイロ市の富裕層が集うレブロン地区にあるショッピング・レブロンで行われるという呼びかけが、現在フェイスブックで行われていることを1月13日付け「G1」、「アジェンシア・ブラジル」(共に電子版)などが伝えている。
リオで予定されているホレジーニョは、これまでのホレジーニョとは異なり、ホレジーニョに対する差別意識や警察の暴力に対する抗議行動が打ち出されているようだ。
今回予定されているショッピング・レブロンでのホレジーニョの主催ページによると、サンパウロで行われているホレジーニョを応援するために行うもので、ショッピングセンターでのことだけでなく、海岸であろうとコミュニティの中であろうと、さまざまな場所で貧困層や黒人層にプレッシャーをかけて暴力をふるっている軍警察の対応を批判するものだという。
1月13日の午後の時点で参加を表明している人数は5000人を超えているという。
問題となっているのは、去る1月11日(土)にサンパウロのショッピング・メトロ・イタケラで起きた、ホレジーニョの集団と軍警察との衝突。若者たちに対し、軍警察はゴム弾や催涙ガスを使用したという。これに対し州の公安治安局は、数百名の若者がものを破壊したり盗みを働いたりしたとしている。
現在ショッピング・レブロンは、セキュリティを厳重にしてお客様はもちろん、社員、従業員も守ると語っている。
また、サンパウロでも1月から2月にかけて10以上のホレジーニョが予告されていることを1月13日付け「エスタダォン」が伝えている。1月18日(土)にはショッピング・ジョタ・カー・イグアテミ/ショッピング・メトロ・タトゥアペ/ショッピングセンター・ノルチの3件、1月24日(金)にはスザーノ・ショッピング、1月26日(日)にはショッピング・ボンスセッソ、2月1日(土)にはショッピング・アリカンドゥヴァ/マウア・プラザ・ショッピングの2件、2月5日(水)にはショッピング・タボアォン、2月8日(土)にはショッピング・アリカンドゥーヴァ、2月15日(土)にはショッピング・ペーニャ。
(写真・文/麻生雅人)
写真はショッピング・レブロン。オスクレン、カンタォン、トッテンなどのブランド・ショップが並んでいる