ライバル同士が、サンパウロ~コリンチャンス間の選手交換に同意

2014年 02月 8日

ジャヂソン

コリンチャンスに所属していたFWパトがサンパウロFCへレンタル移籍されたと2月6日(木)付け「グローボ・エスポルチ」が伝えた。

代わりに、サンパウロFCに所属していたMFJádson ジャジソンがコリンチャンスのユニフォームを着ることが決定した。

パトこと、アレシャンドレ・ロドリゲス・ダ・シウヴァはコリンチャンスで活躍することができず、サポータからも嫌われていた。しかしパトがサンパウロのユニフォームでプレイが見られるのはブラジル・カップ(3月12日)以降となる。コリンチャンス在籍時に州選手権を3試合以上出ているパトは、同じ大会で別クラブの出場を制限する規定によって、出場することができないためだ。

一方、ジャジソンこと、ジャジソン・ホドリゲス・ダ・シウバ選手はムリシ・ハマーリョ監督になって以来、サンパウロではあまり出場の機会がなく、ポジションを失っていた。しかし州選手権では1試合しか出場していないので、次節で、コリンチャンスのユニフォームを着て出場することは可能だ。

「サンパウロFCに”アヒル”と”ガチョウ”が一緒にプレイする」。アンチ・サンパウロの人たちは、こんな皮肉を言っている。アヒルは、ポルトガル語ではPato パトといい、同じチームでプレイするGanso ガンソはガチョウのことだ。

今回の選手交換が吉と出るのは、コリンチャンスか、サンパウロか!?

(文/Masao Asano、写真/LatinContent/Getty Images)
写真は2013年5月30日、ブラジル代表の練習風景。手前はネイマール、右がジャジソン