FIFA、ワールドカップで試合が行われる競技場を再度チェックへ
2014年 03月 23日FIFAは、開催まで3ヶ月を切ったW杯開催の準備のため、ワールドカップ競技場での検査を再度開始した。3月20日(木)付け「The Charlotte Observer」紙(電子版)が伝えた。
6つの競技場での実用検査は既に20日に始まり、国際サッカー連盟ジェローム・ヴァルケ事務総長も、その準備プロセスを議論する一連の会議に出席するために来週ブラジルへ渡る。
3つの競技場はまだ工事完了をしていない状況で、12開催都市のほとんどでインフラ工事の完了からは程遠い状態であることも明らかだという。
FIFAは、6月12日にブラジル対クロアチアの開幕戦を予定しているサンパウロのイタケラォンを含め、少なくとも2つのスタジアムが、開催約一ヶ月前までは準備ができないことをすでに認めている。
FIFAの運営組織や地元組織委員会からの技術チームが20日にイタケラォンを訪問。彼らはまた、今後数日間でのポ ルトアレグレ、マナウス、ナタール、クイアバとクリチバの都市を訪問することになっている。
当初FIFAに約束していた、2013年末までの期限内に工事が終了していたのは、コンフェデ杯で使用された6競技場だけだった。開催まで3ヶ月を切ったこれからが正念場。FIFAが納得のいくW杯開催のための準備ができるか否か、ブラジルの本気モードが期待される。
(文/加藤元庸、写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
写真は2014年1月20日にイタケラォンを視察したジェローム・ヴァルケ事務総長とFIFA一行