いよいよ最終決戦、「BBB」シーズン14。残るのは誰だ!?

2014年 03月 31日

BBB1

ブラジルの人気リアリティ・ショー「BBB(Big Brother Brasil)」シーズン14がいよいよクライマックスを迎える。

「BBB」は、ヨーロッパの大ヒット番組「ビッグ・ブラザー」のブラジル版として始まったリアリティ・ショー。ひとつの大きな家に10~20人ほどの若い一般人男女を3か月間同居させて、施設内のさまざまな場所に備え付けられた隠しカメラを通して彼らのリアルな様子が毎日1時間づつ放送されるという番組。撮影自体は24時間行われている。

参加メンバーの中から「好ましくない人物」を視聴者投票を交えて毎週のように落としていき、最後まで残った人物が「最も好感度の髙い人物」として選ばれる、生き残りゲームでもある。視聴者参加型のスタイルが受け入れられた。

シーズン12と13が盛り上がりを見せたためか、今シーズンはこれまでと異なり、実験的な企画が盛り込まれたシーズンとなったが、逆に人気はあまり出ていない様子。クリエイターたちの企画が空回りしたのだろうか。

シーズン開始当初、人気ドラマ「アモール・ア・ヴィーダ」との共同企画で「BBB」にドラマの架空人物が登場するという、斬新なシチュエーションも用意された。

もちろん、架空の人物は居残るわけにはいかないので「1日で失格退場」したのだが、そういう作り込み自体がリアリティ番組の味に水をさしたのかもしれない。

とはいえ、いつもの「BBB」らしく、リアルなアクシデントも盛りだくさんだった。

レズビアンの参加者がいたことも話題になったし、番組の中の約束ごとを果たす形で出演者がトップレスでプールに飛び込むなんてシーンも今回は飛び出した。

そんなハチャメチャができちゃうのも、ブラジルでは「BBBに出てスターになる」ということが今までにも何度もあったからだ。番組内で存在が注目されてスターになった有名な例では、日系人タレントのはしりでもあるサブリナ・サトウと、ドラマの人気女優となったグラッシ・マサフェラなどが挙げられる。特にこのふたりは今やブラジル国内の女性週刊誌やファッション誌の表紙を飾る常連的存在になった。

今回はファイナリストに3人の女性、アンジェラ、クララとバネッサが残る展開になったが、シーズン14では誰が勝利者になるのか、今週いよいよ決まる。

(文/加藤元庸、写真/BBB/TV GLOBO)
「BBB(Big Brother Brasil)」は日本ではグローボインターナショナル(http://www.ipctv.jp)にて連日放送中