開幕日、サンパウロは各地でサポーターたちがセレソンを応援
2014年 06月 15日小規模ながら抗議デモが市内の数カ所で起こったものの、サンパウロ市ではワールドカップ開幕とセレソンの勝利を祈る人々の姿も報じられている。
6月12日づけ「G1」によると、イタケラォンに近いコリンチャンス・イタケラ駅付近では世界各国からやってきたサポーターたちが応援グッズを手に集まっていたが、サッカーではライバルとなる多人種の人々が集いながらもいさかいが起こることなく、和気あいあいとワールドカップの開幕を待ちわびたという。
ルイス(66)さんはこれまで、ワールドカップとオリンピックを見るために世界各地を旅行してきたが、今回は母国にいながらスタジアムで試合が見られそうにないという。ルイスさんをはじめスタジアムに行けない多くのサポーターたちは、ヴァーリ・ド・アニャンガバウーにあるファンフェストのスクリーンで観戦した。ファンフェストでは試合の前にルアン・サンタナが登場して歌を披露した。
市の西部、ボヘミアンが集う街ヴィラ・マダレーナ地区では、街中が緑と黄色に染められていた。
ビッシーガ地区では地元を拠点とするエスコーラ・ヂ・サンバ、ヴァイ=ヴァイの練習場にサポーターたちが集結。セレソンの活躍を見守った。
(文/麻生雅人、写真上/ Marcello Casal Jr/Agência Brasil、写真中/Danilo Borges/Portal da Copa、写真下/Paulo Pinto/Fotos Públicas)
写真は6月12日。上と中はイタケラォン、下はヴァイ=ヴァイのサンバの練習場に集まったサポーター