サムスン電子のサンパウロ工場に強盗、トラック7台分、約6.4億円相当の製品が盗難

2014年 07月 8日

7月7日(月)の夜明けごろ、サンパウロ州カンピーナス市の皇帝公園近くにあるサムスン電子の工場に約20名の強盗団が押し入り、従業員約50名を服従させて製品を奪ったと現地メディア(「オ・グローボ」同日づけ)が伝えている。

工場はペドロ1世高速道路沿いにあり、強盗団は少なくとも7台のトラックを盗品の運搬に使ったという。

被害に遭ったのは、ノートパソコン、携帯、タブレットなど。金額にすると約1400万ヘアイス(約6億4200万円 ※1ヘアウ=45.889266円で計算)相当となる、約4万点にのぼる製品。

強盗は従業員の携帯電話など通信機器を提出させて外部と連絡できなくして、3~4時間で品物を運び出したという。

報道の時点で逮捕者もけが人も出ていないという。当初は8000万ヘアイス(約36億7000万円)の被害と200人の従業員が人質にされていたと報告されていた。月曜の夜にサムスンが行った発表によると、被害総額は約1400万ヘアイス(約6億4200万円)以下、とのこと。

(文/麻生雅人)