故エドゥアルド・カンポス候補の弔問、10万人を超える
2014年 08月 19日会場では、大統領候補に昇格すると見られるマリーナ・シウヴァ氏と、カンポス氏夫人のレナタ(ヘナータ・カンポス)氏の名前が頻繁に叫ばれた。これは、新たな副候補に党内で影響力を持つレナタ(ヘナータ)氏を望んでいることをも意味していた。
群集は折に触れて「エドゥアルドは伯国民衆のための戦士だ」と叫んでおり、カンポス氏の政治的後継者とされる長男のジョアン氏(20)が棺の傍らでこぶしを振りあげて群集を煽る姿も見られた。
この式にはカンポス氏と大統領選を争うことになっていたジウマ大統領(労働者党・PT)やアエシオ・ネーヴェス氏(民主社会党・PSDB)もかけつけた。ジウマ氏はルーラ元大統領を伴って現れたが、会場からは罵声を浴びる一幕も見られた。
この日、マリーナ氏からマスコミに向けての公式なコメントはなかったが、同氏は、16日深夜のカンポス氏の遺体到着時も空港に同行するなど、レナタ(ヘナータ)氏をはじめカンポス氏の一族とほとんどのときを共にした。
また、カンポス氏と同じく聖州サントスで墜落したセスナ機に搭乗していた操縦士、副操縦士、カメラマン、カンポス氏の側近など6名の犠牲者の葬儀は17日、各人ゆかりの地(レシフェやパラナ州、ミナス・ジェライス州、セルジッペ州)で次々に行なわれた。
(記事提供/ニッケイ新聞、、写真/Fernando Fazão/Agência Brasil)
写真は8月16日、ヘシーフィの故エドゥアルド・カンポス候補の自宅を訪ねたマリーナ・シウヴァ氏