ブラジル、2014年の人口は2億276万8.562人に。1年前から173万5.848人増

2014年 08月 29日

ブラジル総人口

ブラジル地理統計院(IBGE)が毎年行う人口推計で、現在のブラジルの総人口は2億276万8,562人であるとの結果が発表された。現地メディア(「G1」8月28日づけ)が伝えた。

データは2014年7月1日時点のもの。調査結果は8月28日の官報に掲載された。

IBGEによると、国の人口は昨年に比べ173万5,848人、0.86%増加したという。世界の人口ランキングでは、中国、インド、アメリカ、インドネシアに次いで第5位となっている。

州別人口ランキングを見てみると、もっとも人口が多い州はサンパウロ州の4,403万5,304人で、依然首位は変わらない。

2位以降はミナスジェライス州(2,073万4,097人)、リオデジャネイロ州(1,646万1,173人)と続いている。反対に、最も人口が少ないのはホライマ州で49万6,936人だった。

また、都市別人口ランキングにおいては、もっとも人口が多い都市は、やはりサンパウロの1,189万5,593人だった。

2位以降はリオデジャネイロ(645万3,682人)、サルバドール(290万2,927人)、ブラジリア(285万2,372人)、フォルタレーザ(257万1,896人)、ベロオリゾンチ(249万1,109人)、マナウス(202万301人)、クリチーバ(186万4,416人)、ヘシーフィ(レシフェ)(160万8,488人)、ポルトアレグリ(147万2,482人)という結果だった。

この都市別ランキングから、それぞれの州の首都を外した場合のランキングも発表された。

首都以外でもっとも人口が多い都市は、サンパウロ州グアルーリョスで131万2,197人。つづいてサンパウロ州カンピーナス(115万4,617人)、リオデジャネイロ州サンゴンサロ(103万1,903人)、リオデジャネイロ州ドゥキ・ヂ・カシアス(87万8,402人)、サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ(81万1,489人)だった。

反対に、もっとも人口が少ない都市は、住民がたった822人のミナスジェライス州セーハ・ダ・サウダージだった。

これらの人口推計は、自治体への予算編成の参考にするために監査院(TCU)の依頼で毎年作成されるという。

各州の人口は下記の通り。

<南東部>
サンパウロ 4403万5.304人
ミナスジェライス 2073万4.097人
リオデジャネイロ 1646万1.173人
エスピリットサント 388万5.049人

<北東部>
バイーア 1512万6.371人
ペルナンブッコ 927万7.727人
セアラー 884万2.791人
マラニョン 685万0.884人
パライーバ 394万3.885人
リオグランヂドノルチ 340万8.510人
アラゴアス 332万1.730人
ピアウイー 319万4.718人
セルジッピ 221万9.574人

<南部>
リオグランヂドスウ 1120万7.274人
パラナ 1108万1.692人
サンタカタリーナ 672万7.148人

<北部>
パラー 807万3.924人
アマゾナス 387万3.743人
ホンドニア 174万8.531人
トカンチンス 149万6.880人
アクリ 79万101人
アマパー 75万912人
ホライーマ 49万6.936人

<中西部>
ゴイアス州 652万3.222人
マットグロッソ州 332万4.357人
連邦直轄区 285万2.372人
マットグロッソドスウ 261万9.657人

(文/柳田あや、写真/Pedro Bolle/USP Imagens)