サンパウロのファベーラ火災、600家族が被災か
2014年 09月 9日9月8日(月)、サンパウロ市は、市の南部で起きた火災の被害に遭ったファベーラの住人たちの支援を続けていることを公表している。
モーホ・ド・ピオーリョと呼ばれるファベーラを襲った火災は、地域の家屋に大きな被害を及ぼしたという。
緊急、及び常時サービスのコーディネイター(CAPE)と社会支援監督(SAS)サントアマロ支部は、マットレス、毛布、食料、衛生キット、食事などを届けている。サントアマーロ地区役所は臨時トイレを準備する。
8日(月)の午後までに401家族、1400人が登録されたとのこと。防災調整局は600家族が家を失ったと推測しているという。家を失った家族たちは臨時住居としてコンゴーニャス・スポーツセンターに移送される予定だという。
また、サントアマーロ地区役所は、家が焼ける前に家具や家電製品などを持ち出すことができた人のために、これらの家具を安全な場所に運ぶ運搬車を派遣している。ただし運搬は、家具の正確な搬送先がある場合に限るとしている。
住宅局は、行き場を失った人たちのために、住宅資金支援のため居住支援プログラムを活用する予定だという。
(文/麻生雅人、写真/Fabio Arantes/Secom/PMSP)