ブラジルで、警官が警察無線で架空事故を報告、心配して駆けつけた同僚の女性警官にサプライズ・プロポーズ

サンパウロ州スマレーで（9月）19日夜、仲間の助けを借りて事故を偽装した軍警のリック（ヒッキ）・ダ・シウヴァさん（27）が、やはり軍警で現場に駆けつけたラリッサ・サンシェスさん（22）にプロポーズ。

その映像はフェイスブック（FB）にも掲載され、話題を呼んでいる。

リック（ヒッキ）さんとラリッサさんは同じ部隊に配属されており、今年2月に知り合った。恋愛感情はラリッサさんがリック（ヒッキ）さんをあるフェスタに誘った事で芽生えたといい、それ以後のラリッサさんは常に、リック（ヒッキ）さんが危険な状況に置かれていないかなどと気にするようになっていた。

リック（ヒッキ）さんは既に求婚を考えていたが、結婚するとしても2016年の初めと考えていたラリッサさんを驚かせたのは、19日夜、マノエル・デ・ヴァスコンセロス広場で行われた予期せぬプロポーズだった。

リック（ヒッキ）さんとその同僚は現場に向かう途中で、ラリッサさんに軍警車両が事故に巻き込まれたらしいと知らせた。

相手の運転手は神経質になっているとの連絡で駆けつけたラリッサさんが、ひざまずいて指輪を差し出したリック（ヒッキ）さんからプロポーズを受けて「イエス（シン）」と答え、周囲から祝福の拍手を受けるまでの約3分間は録画され、FBに掲載された。

予期せぬ求婚に思わず泣き出したラリッサさんは、数日前に夢で同じような場面を見たと数人の同僚に話した事を思い出したという。

FBに掲載された映像があっという間に広まった事もラリッサさんを驚かせたといい、冗談交じりに、大勢の人からプレゼントや招待状を受け取っているから「この状態が続くようなら早く結婚しないとね」と笑い顔で語った（24日付「G1」サイトより）。

（記事提供／ニッケイ新聞）