ネイマール、メッシとアルゼンチン代表をリスペクトしつつも、現ブラジル代表を信頼

2014年 10月 10日

北京 ネイマール

ネイマールは、9日(木)、北京のインターコンチネンタルホテルで記者会見に答えたとブラジルサッカー連盟(CBF)が公表した。

ネイマールは土曜日(10月11日)に行われるアルゼンチンとの対決”スーペルクラシコ・ダス・アメリカス”について、北京に旅立つ前、バルセロナでメッシと話をしたと語ったという。

冗談を言いながら、誰が勝つかについて言い合った、とのこと。

「ごく普通の会話だよ。誰が勝つか冗談を言っていただけ。友達同士の会話だよ」

ネイマールはメッシと、フィールドの外でも中でもとても気が合っているようだという。

「ピッチの外で気が合っていると、試合でいろんなことがスムーズに運ぶようになるからね。ピッチの中でのお互いの理解が自然と深くなったよ」

またネイマールはメッシを心からリスペクトしていて、アルゼンチン代表同様に世界最高と見なしているが、ブラジル代表らしくなりつつある現代表の、スーペルクラシコでのポテンシャルも信頼していると語った。

「ずっとメッシのことは世界で最高の選手だと思って来た。アルゼンチンは偉大なる代表選手を抱えている。でもブラジルだって、勝つためのあらゆる条件を持っていて、僕らはそれを追求する。(アルゼンチンは)何度も闘っている古くからのライバル。勝ち越しているか負けているかは覚えていない。バランスがとれていたと思うよ」

そして、北京でドゥンガ監督によって行われている、真のゲームを行うために的確な、動きの中にダイナミックなスピードとリズムを取り入れるトレーニングに関しては安心感があるという。

この日、ブラジル代表は鳥の巣スタジアムでトレーニングと、恒例の対抗試合を行った。

ネイマールの緑チームには、ハファエウ・カブラウ、マリオ・フェルナンデス、フィリッピ・ルイス、ソウザ、ジュアン、ルイス・グスターヴォ、コウチーニョ、オスカー、ウィリアン、ミランダが参加。

青チームはマルセロ・グロー、ダニーロ、カカー、ドドー、ジウ、ヂエゴ・タルデッリ、エリアス、エヴェルトン・ヒベイロ、ロビーニョ、ダヴィ・ルイスが参加。

借りの敵同志が戦ったこの対戦は、ネイマール・チームが8-3で勝利した。

ブラジル代表は11日(土)夜20時5分(ブラジリア時間9時5分)に北京の鳥の巣スタジアムでアルゼンチンと対戦する。

(文/麻生雅人、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は10月8日、北京。オリンピック・スタジアムで行われたトレーニングにて、ネイマール