シリオ・ヂ・ナザレー博物館(パラー州ベレン)
2014年 10月 13日10月12日(日)にパラー州ベレンで開催されたシリオ・ヂ・ナザレー(ナザレー大祭)に先駆けて、10月7日(火)、このシリオの文化を知ることができる博物館を、パラー州政府が「アジェンシア・パラー」を通じて紹介した。
博物館には約1500の寄贈品、収集品が展示されていて、それぞれに詳細な解説が添えらている。カトリック信者に限らず観光客が観に来ても、展示内容が理解できるようになっており、ブラジルの文化を知ることができる博物館となっている。
「まず我々は、実際のシリオの信仰者たちから信仰や祭りに関するさまざまなものを集めました。その中から選りすぐった上で、展示物ひとつづつの歴史を調査して、寄贈してくれた方にインタビューも行った上で、展示しています」とアウグスト・セーザル・ラーゴ・シリオ博物館館長は語った。
シリオ博物館が最初に作られたのは1986年10月9日で、当初はナザレー大聖堂の隣にあった。2002年12月、博物館統合システムによって、旧市街区のコンプレクソ・フェリス・ルイジターニアに移設された(次ページへつづく)。
(文/麻生雅人、写真/Ivan Cardoso/AG. PARÁ)