2014年 11月 25日 23:04
パラナ州クリチバ(クリチーバ)市が小型の電気自動車を10台購入したところ、5カ月間の燃費がガソリン車より82%も安くなり、5700レアル節約できた上、環境にも優しい事が確認された(11月23日、クリチバ市が公表)。
電気自動車10台が5カ月間で走った距離は2万4千キロを超えたが、この間の電気代は1200レアル。従来使っていたガソリン車ならば、この距離を走るには6900レアルかかり、5799レアルの節約出来た。
また、この間に排出した二酸化炭素の量は、ガソリン車より3トン分少なくなったという。
市役所の担当者は5カ月間の数字を見た上で、購入に際しても予算上、極端に負担が増えた訳ではなく、その後の経費や温室効果ガスの排出量を考えれば、充分すぎるほど採算が取れると判断している。
電気自動車購入はクリチバ市役所とイタイプー発電所、ルノー・日産、ポルトガルのCEIIA社が共同で進めているプロジェクトだ。10台の車は、市警備隊と市交通局、クリチバ観光研究所ならびに市長と副市長、その秘書室関係者らが使用している。
※為替は1ヘアウ(レアル)=46.572636円で換算
(記事提供/ニッケイ新聞、写真/SMCS)
クリチーバ市が導入した電気自動車
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