カテゴリ : ビジネス
2014年 12月 25日 23:17
聖(サンパウロ)市ヴィラ・マリアーナ区に7月、パン屋「メロンパン」が開店した。
名前からしててっきり日系と思いきや、店主は台湾人のルイス・ランさん(45)。日本でおなじみ「メロンパン」が売りという。
アンパン、メロンパン、クリームパンに葱パン、そして当地では珍しいシュークリームも。ルイスさんは「台湾は日本の統治下にあった関係で、色々な面で日本に倣っている。製パン技術もそうで、もうどれが日本のパン、台湾のパンとはいえないくらい」と語る。
20年前に仕事の都合で来伯し、永住を決めた。輸出入業に携わっていたが、親戚が経営していたパン屋を手伝った経験を生かし、妻のサンドラさんとパン屋開店へ。
「ブラジル人は、中身のないパンだと物足りないみたいだから」と、メロンパンはミルクやアーモンドのクリーム入りを販売。ふんわり柔らかく、甘い香りが懐かしい。
「客の半分は東洋系だけど、ブラジル社会にもっと知ってもらいたい」と張り切っている。
パンは1個5~6レアル。
住所:Rua Doutor José de Queirós Aranha, 57、地下鉄アナ・ホーザ駅から100m
電話:11・5082・4969
営業時間:月~金 午前9時半~午後7時、土 午前9時半~午後4時
www.facebook.com/bakerymelonpan
(写真・記事提供/ニッケイ新聞)
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