結婚式関連商品見本市、人気は「自撮り棒」やアイディア商品

サンパウロ市南部で（1月）25日まで開催されていたエクスポ・ノイヴァス＆フェスタスでは、結婚式の記念品として、自撮り用の棒や本人達の写真などが入った特製のトイレットペーパーなどの珍しい品も展示された。

携帯電話のカメラなどで自分を撮る自撮りは、フェスタや旅行、友達同士の集まりではすっかりおなじみ。

今回のエクスポでもこういった流れを汲み、仲人さんが花嫁や花婿、友人達と共に写真を撮るのにも使えるよう、デザインや柄に趣向を凝らした自撮り用の棒（1千レアルから）が記念品の一つとして展示された。販売はフォト・スタジオ・エキッペ（エキッピ）で、自撮りした写真を編集したアルバムの制作も600レアルから受け付ける。

笑いを誘ったのは、本人達の顔や似顔絵、挿絵風のマンガなどをプリントし、「お姑さんが大好き」などの短いメッセージも入ったトイレットペーパーだ。アメイ・カゼイ社の特製トレペは一巻15レアルで、注文受付は最低6巻から。

仲人へのプレゼントには、「仲人を務めるのは疲れるの」と書かれたアイマスクや、日付やカップルのイニシャルなどが入り、旅行先などでも使える、首にはめるタイプの簡易枕なども。

やはりカップルのイニシャルを入れた300ml入りのシャンプーとリンスのセットは、パラシオ・ドス・コンビッテス（コンビッチス）社製で45レアル。

粉末カカオとカップ、ソーサーのホット・チョコ用セット（ミルクやシナモンが入った粉末カカオにマシュマロ、チョコチップ、ブラウニーも1切れ入っている）は、フロッコ・ドッセ（ドーシ）社製で110レアル。

マラクジャ（パッションフルーツ）のムースやさじ、カップケーキにマカロニといった形を見て思わず食べたくなる記念品は、アルモニ・ゼン社製の石鹸だ。1個4～10レアルの石鹸には果物などの香りもちゃんとつけてある。

氷を入れるバケツやコップとウォッカ、またはカイピリーニャ用のカシャッサの小瓶に果物を切るためのナイフや小さなまな板付のセットは、パペル（パペウ）＆エスチーロ製で95レアル。
　
展示場には、カップルが手に持って会場を回れるようなポータブルタイプの呼気中のアルコール濃度測定器も。機械の下部には新婚さん達の写真やビデオを組み込めるスペースもある。この機械は貸し出し式で、貸出料は800レアル。

展示の中心は花嫁、花婿用の品や披露宴で使う記念品その他だが、独身最後の時間を過ごすための品なども用意されていたようだ（23日付「G1」サイトより）

（記事提供／ニッケイ新聞、写真／Raphael Dias／GShow／「Império」）
写真はTVグローボのノヴェラ「インペリオ」劇中に登場した結婚式場。TVグローボのノヴェラは日本ではIPCTV（グローボ・インターナショナル）で放送中