リオの大通りで女児出産。病院に向かう途中で産気づく

2015年 02月 3日

リオ路上の出産

リオ・デ・ジャネイロ市で(1月)2日、ラランジェイラスの病院に行く途中の妊婦が産気づき、観光客を支援するための市警備隊員(保安官)らの介助で無事に出産するという感激の一こまがあった。
 
市警備隊員らはコルコヴァードへ向かう途中、プレジデンテ(プレジデンチ)・ヴァルガス大通りで車を止め、助けを求めている男性に気がついた。

助けを求めていた男性はジョゼ・ヴァウデニールさんで、車の中にいた妻のダイアネ(ダイアニ)・ドス・サントス・リーマさんが病院に向かう途中で産気づいたため、なすすべもなく、助けを求めていたという。

話を聞いた警備隊員6人は、交通整理をしたりする一方で男性をなだめた。出産を手伝ったのはファビオ・メディーナさんで、近づいた時には既に胎児の頭が見えていたため、車の座席を後ろに倒した上でいきむように指示したという。

ファビオさんは生まれたばかりの胎児に異常がないのを確認した後、ダイアネ(ダイアニ)さんに赤ん坊を抱かせた。市警備隊員達はその後もヴァウデニールさんの車を誘導し、ラランジェイラスにあるリオ連邦大学付属の産院まで送り届けた。隊員達によると、産院では母子ともに観察下におかれたが、すべては順調に運んだという(3日付「G1」サイトより)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Reprodução/Guarda Municipal)
リオ市保安官(グアルダ・ムニシパウ)に助けられリオ市内プレジデンチ・ヴァルガス大通りの車内で無事出産したダイアニさん