サンパウロ、コンゴーニャス空港で盗まれたタン航空乗客の荷物の一部、ファヴェーラで発見

2015年 02月 25日

コンゴーニャス盗難

サンパウロ市コンゴーニャス空港で(2月)23日朝、タブレットや携帯電話80万レアル相当が盗まれた。盗品の一部は同日夜、サンパウロ市南部のファヴェーラで発見されたと24日付「G1」サイトなどが報じた。

13人からなる強盗団は23日朝5時50分頃、TAM(タン)社の貨物取扱所にトラックで乗りつけ警備員らを制圧。

出勤してきた従業員も次々に一室に閉じ込めたが、6時過ぎに犯人の一人が隣の会社の警備員を見かけて仲間に知らせたため、大慌てで逃走。トラックの荷台の扉をロックせずに走り去る様子は防犯カメラに録画された。

盗品は国内各地にばら撒かれたようだが、その一部は23日夜、サンパウロ市南部のファヴェーラで見つかった。

13人のうちの3人は身元が割れているが、24日朝の時点ではまだ誰も逮捕されていない。警察は同日もTAM(タン)社従業員らへの事情聴取を行い、犯人や盗品の行方を捜索する意向だ。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Joao Carlos Medau)
写真はサンパウロ市コンゴーニャス空港に待機するTAM(タン)航空機