ジウマ大統領に対する大規模抗議デモ、3月15日開催へ。当日のサッカー、サンパウロ州選手権は試合時間を変更

2015年 03月 11日

3月15日抗議デモ

サンパウロ州サッカー協会(FPF)は3月9日(月)、来る3月15日(日)に予定されているサンパウロ州選手権(カンピオナート・パウリスタ)の試合の時間を、同日に予定されている大規模デモを考慮して変更することを公表した。現地メディア(「テーハ」同日づけ)が伝えた。

試合は15日(日)にアリアンス・パルキ・スタジアム(アレーナ・パウメイラス)で予定されていたパウメイラス(パルメイラス)対キンジ・ジ・ピラシカーバ戦。試合開始は、当初は16時の予定だったが、午前11時に変更される。

試合時間の変更については、サンパウロ州公安局からも要請があったという。この日、サンパウロ市をはじめ全国のいくつかの都市で抗議デモが予定されている。

デモはジウマ大統領を弾劾するもので、1か月以上前から呼びかけられている。サンパウロ市内では14時にサンパウロ美術館(MASP)前にデモ参加者が集合する予定となっているという。デモには数千人が参加するとみられていることから、大勢の人が集まり興奮する人気の高い試合が同じ時間に開催されることが警戒された。

この試合の前、11日(水)にはパルメイラスは、ヴィラ・ベウミーロ・スタジアム(ウルバノ・カウデイラ・スタジアム)で22時からサントスと対戦する。

(文/麻生雅人、写真/Thiago Fatichi/Allianz Parque)
写真は3月15日に試合が行われるアリアンス・パルキ・スタジアム