「地球上で最も美しいビーチ」、ついにGoogleストリートビューに登場

2015年 03月 19日

フェルナンド・ジ・ノローニャ

地球上で一番美しいといわれるビーチを持つブラジル北東部の島、フェルナンド・ヂ・ノローニャ。ユネスコ世界遺産にも登録されて、多くの人々が憧れる観光スポットでもある。

このフェルナンド・ジ・ノローニャ島が、ついにグーグルストリートビューで公開されたと、現地メディア「ヴェージャ」が報じた(3月17日づけ)。

「トリップアドバイザー」が毎年発表している「トラベラーズチョイス 世界のベストビーチ」2015年版で1位に選ばれたサンショ・ビーチも、もちろんみられる。

ヴェージャによれば、グーグル社のチームは、2014年11月にフェルナンド・ジ・ノローニャに上陸する年間プロジェクトを計画したという。そして1週間にわたり、ストリートビュー専用「360度カメラ」が、島内の道のほか、13のダイビングスポットを撮影したという。

フェルナンド・ジ・ノローニャへの旅行を夢見るものの、チケットやホテルの高価格により落胆しているブラジル人や外国人に、この島の雰囲気を味わってもらうことが、グーグル社の考えだという。

また、グーグル社による水中の画像は、将来の科学的研究のための基礎として用いることができ、島の海洋動植物相の記録として役立つという。

これまでのところ、研究者が確認することができる唯一の島の記録は、観光客のダイビングの写真だけだった。

「我々の記録は、今日のノローニャ島を見せるためだけでなく、今後の島の状態を10、20、30年と追跡するための土台にもなります」と、ラテンアメリカのグーグルマップ担当でリオグランジドスウ出身のトーマス・ノラ氏は言う。

今回のフェルナンド・ジ・ノローニャのグーグルマップへの登録が実現したのは、すべてのブラジル国立公園をマッピングするために2013年にテクノロジー大手「シコ·メンデス生物多様性保全研究所(ICMBio)」と提携したことによるものだという。

そして、グーグル社が考える次なる目的地は、アマゾンだそうだ。どんな映像が登場するのか、楽しみである。

(文/柳田あや、写真/Divulgação)
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