ワンちゃんが自首!? 容疑者たちに混じってゴロン

2015年 04月 4日

捜査中に紛れ込んだ犬

4月2日(金)、ブラジル南部サンタカタリーナ州でのできごと。フロリアノーポリス市の軍警察と文民警察が合同捜査オペレーションを行っている最中、珍事件が発生した。現地メディア(「G1」)が伝えている。

ある事件の犯人を特定するために数名の容疑者がうつ伏せになっていたところに、一匹の犬がやってきた。

軍警察によるとそのワンちゃんは捜査現場に迷い込んできて、容疑者たちのマネをして自分から並んで寝転んでしまったという。

珍事件が凝ったのは同州ノルチ・ダ・イーリャ市バルジェン・グランジ地区にあるパパクアラのコミュニティ。

軍警察の警察特殊作戦調整局(COPE)のサポートを受けたサンタカタリーナ州文民警察の州犯罪捜査監督局(DEIC)が行っていたオペレーションの最中、同日の午後13時30分ごろに上記の写真が記録されたという。

ちなみにこのオペレーションでは、容疑者の中から2名の逮捕者が出たとのこと。うち一人はサンタカタリーナ州の刑務所の中や外で活動していた犯罪組織のリーダー格のひとりで、警察に引き渡された。軍警察によると、男は約2年、組織で活動していたとのこと。

また、同オペレーションでは約1.5kgのマリファナ、コカイン、精密な天秤、オートマチック拳銃、弾薬、カートリッジが押収されたという。

(文/麻生雅人、写真/PMSC 02/04/2015)