ブラジル輸出投資振興庁(APEX)のアンドレ・マルコス・ファヴェーロ氏、「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」で日伯の友好について語る
2015年 06月 6日6月3日(火)から伊勢丹新宿店でブラジルウィーク「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」が開催されている。
3日(火)に開催されたオープニングレセプションに、ブラジル輸出投資振興庁(APEX)のディレクター、アンドレ・マルコス・ファヴェーロ氏が参列した。
アンドレ・マルコス・ファヴェーロ氏は、日ブラジル外交樹立120周年に「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」が開催されることを祝し、個人的な日本人の友人との間にあるエピソードを語った。
「私には20年来の日本人の友がいます。旅の途中で知り合い、意気投合をしたことが彼と知り合うきっかけでした。私たちは、これまでお互いに多くのことを学び合って来たと思っています。彼は私に”沈黙”を教えてくれました。私は彼に”アブラッソ”、抱擁の力を伝えることができたと思います」
自身も子供の頃から柔道を学んでいたというアンドレ氏は、ブラジルは多くのことを日本から学んだと語った。
「みなさんが思っている以上に、ブラジル人の日常の中では日本から受けた影響は多大です。デリケートさ、秩序正しさ、品質のクオリティ……。またブラジルでは、子どものころから武道を学ぶ子どもは少なくありません。今ではブラジルから多くの武道家が生まれています」
通商を通じても、ブラジルは多くのことを日本から得たとも。
「二国間の貿易はバランスがよく、近年の両国間の通商規模は約130億ドルとなっていますが、通商を通しても私たちは日本から、トータルな品質、企業経営の仕組みなどから多くのことを学びました。技術的にも成長したブラジルは、素晴らしい音楽、サッカー、カーニバルを持っている国というだけでなく、今では航空機の製造をはじめ、世界の舞台で勝負ができる技術を持った国に成長しました。私たちブラジル人が、日本のことを尊敬していますというときは、本当に心を込めて尊敬しているということを、お伝えしたいと思います」
無論、日本もまた長きにわたる交流のなかで多くのことをブラジルから学んできた。「BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル」は、お互いに学び成長し合い、長年に渡って築き上げてきた日本とブラジルの友好関係の絆の表われのひとつといえるだろう。
「今回のイベント『BRASIL FANTÁSTICO! 祝彩楽園 ブラジル』を通じて、今のブラジルの姿、新しいブラジルの姿を知っていただけたら嬉しく思います。そして両国の良好な関係がこれからも末永く続くことを心から願っています」
「ブラジル・ファンタスチコ! 祝祭楽園ブラジル」
伊勢丹新宿店 本館・メンズ館 各階 6月3日(水)~9日(火)
日本橋三越本店 本館・新館 各回 6月10日(水)~16日(火)
銀座三越 9Fテラス/テラスコート 7月15日(水)~21日(火)
詳細は特設サイトを参照。ブラジル文化や、ブラジルの「今」を紹介するWEBマガジン「A Boa Vida」もサイト内で公開中。
(写真・文/麻生雅人)
写真上、ブラジル輸出投資振興庁(APEX)のアンドレ・マルコス・ファヴェーロ・通商ディレクター。写真下、おさるの親子のぬいぐるみ(新宿店本館6階ザ・ステージ#6、新宿店本館1階サ・ステージ)