ソニーがPS4をブラジルで国内製造へ。発売は10月を予定

2015年 06月 18日

PS4

ブラジルでは輸入製品であるプレイステーション4の価格が高いことで問題を抱えていたソニーが、同製品を国内で製造・販売すると、ロスアンジェルスで開催中の「E3 2015」会場で6月16日に公表した。

プレイステーションを自国内で製造しているのは現在、中国のみで、これによりブラジルは、2番目の国内生産国となるとのこと。現地メディア「G1」が伝えている。

2013年11月に、ブラジルで4000ヘアイス(レアル)(約16万円)というプレイステーション4の法外な価格が広告で提示されたときにかなり否定的に受け止められたという。

この、ブラジルにおけるPS4の発売当初の価格は、世界で最も高いものだった。アメリカ合衆国では400USドル(約5万円)だった。

「真剣に考える鍵となりました」と、ブラジルにおけるプレイステーション責任者アンデルソン・グラシアス氏は「G1」に対して語った。

国内製造によるPS4は2015年10月に店頭に並ぶ予定だが、価格はまだ未定とのこと。製品はアマゾナス州マナウスにあるフレクストロニクスの工場で製造されるという。

PS4にとってライバル製品であるマイクロソフトのXbox Oneは2013年11月から国内で製造されているという。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação/Sony)