理想的な試合運び方ができるかどうかが勝利への鍵!? パラグアイがブラジルとの戦い方を分析
2015年 06月 26日6月27日にコパ・アメリカで準々決勝を戦うブラジルとパラグアイ。両チームは前大会でも同じカードで対戦しているが、2011年の際はPK戦を経てパラグアイが勝利している。
しかも今回はスター選手のネイマールが不在ということで、パラグアイ陣営ではブラジルに勝てる要素が増えたという意見もある中、逆に慎重な声も出ている。
「ブラジルは今回の試合では有利だと思う。しかし我々が自信を持って完璧な試合運びができれば、準決勝へ進むことができるでしょう」とパラグアイ代表のMFビクトル・カセレスが述べた。
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ビクトル・カセレスはブラジルのフラメンゴに所属していることもあり、ブラジルサッカーをよく知っているという。
「ブラジル選手の動きを先読みしながら近くでマークする必要があります。ネイマールが抜けたことでブラジルは中盤から強固な守備に重点を置いていくるでしょう」と付け加えた。
ネイマールの不在についてパラグアイDFのパウロ・ダ・シルバが次のように話している。
「彼がいないことで多少、ブラジルの戦い方に影響は出てくるでしょう。しかしそれは、我々が安全だということを意味はしません。チャンスを作れなくても、1分で試合を決定づける能力を持ってるチームだと思いますから」
DFダ・シルバが警戒する選手についても語った。
「現在のブラジル代表で最も危険な選手はFWロビーニョとFWフィルミノでしょう」
完璧な試合運びが準決勝への鍵だと提唱しているパラグアイ。ブラジルを前にどこまで見せることができるか楽しみだ。
(文/Masao Asano、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は6月25日、パラグアイ戦を前にチリでトレーニングを行うブラジル代表