2015年 08月 17日 21:19
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンのブラジル・タウバテ工場で今年(2015年)3月17日から5か月間のレイオフ(一時解雇)が適用されていた250名の従業員が、8月17日、工場の仕事に復帰した。現地メディア「G1」が伝えている。
サンパウロ市から約150kmの距離にあるタウバテ市(サンパウロ州)にあるフォルクスワーゲン・タウバテ工場では、3月17日から250人の従業員に対して5か月間のレイオフを適用、さらに120名が4月27日に、最大5か月の契約でレイオフの対象となっていた。
金属労働組合によると、今回の措置に対しフォルクスワーゲンは、清算を市場の需要に合わせる必要があったと語っているという。17日(月)に工場に戻った従業員だけでなく、4月27日に一時解雇された120名のグループも9月には仕事に戻る予定とのこと。
タウバテ工場ではワーゲンの「アップ!」、「ゴウ」、「ヴォヤージュ」の車種を製造している。
(文/麻生雅人、写真/Comunicação Volkswagen do Brasil)
写真は8月17日、一時解雇されていた従業員250名が戻ったフォルクスワーゲンのタウバテ工場
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