カテゴリ : 社会
2015年 08月 21日 08:23
サンパウロ都市圏鉄道公社(CPTM)が、8月19日(水)より、平日の夜20時30分以降、車両内に自転車を持ち込めるようにすると公表した、現地メディア「G1」などが伝えている。
郊外鉄道の名でも親しまれている同鉄道では、すでに週末のみ自転車の車両への持ち込みを許可していたが、月~金の平日の夜にも持ち込みが可能となった。
同社の過去7年に渡る検証の結果、今回の措置が決定したという。週末、土曜の午後14時30分から、日曜と祝日は終日、現在すでに自転車の持ち込みが許可されている。自転車が乗せられるのは、各列車の最後部車両で、1車両に4台までとのこと。
公社によると、夜間の自転車の持ち込み許可は利用客からの要望が大きくなったことによるものだという。週末及び休日の自転車の持ち込みは2007年には15.090台だったが、2014年には57.828台に増加。2015年は上半期ですでに31.663台が乗車しているという。
ピニェイロス川沿いの自転車専用道と並んで走る9号線(エメラルドグリーン)は自転車利用者からの要望が最も多く、続いて10号線(ターコイズブルー)、12号線(サファイヤブルー)が続くという。
現在、6つの路線駅に28カ所の自転車置き場が設置されており、約2万人の自転車所有者が利用登録をしている。ほとんどの自転車置き場以外は全て無料で利用できるが、マウアの自転車置き場は月額20ヘアイス(レアル)、1日だと2ヘアイス(レアル)で利用できる。
また、電車に持ち込める自転車は、車内を汚さないようにするため泥で汚れていないものやモーターのついていないものに限る、電車内での自転車の走行は不可など、規定があるので利用の際は公社のホームページ(http://www.cptm.sp.gov.br/sua-viagem/bicicletas-CPTM/Pages/Ciclista-Cidadao.aspx)を参照すべしと「G1」は記している。
(文/麻生雅人、写真/Genivaldo Cavalho/I.O. (14/05/2009))
写真は公共の自転車置き場
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