カカ、約1年ぶりに代表に召集。ブラジル代表の国際親善試合は日本でも生放送
2015年 09月 1日ブラジル代表は9月5日(土)にニュージャージーでコスタリカ、8日(火)にボストンでアメリカ合衆国と国際親善試合を行う。日本では生中継による放送が予定されている。
コパ・アメリカ2015ではパラグアイ戦で敗れ、まさかの準々決勝敗退でドゥンガ体制連勝も11でストップ。またもや、ネイマール依存を露呈してしまったブラジル代表。
自国開催となったブラジル・ワールドカップ、そしてコパ・アメリカと、2大会連続で主要国際大会制覇を逃したブラジルは、FIFAランキングで5位となっている(8月6日現在)。そんなブラジル代表にとって今回の合衆国遠征は、不甲斐ない結果に終わったコパ・アメリカ後、初めての実戦となる。
10月からは2018年のW杯に向けた南米予選が始まるため、今回の親善試合が予選本番を前にした最後のテストとなる。
招集メンバーには、得点力不足を露呈したコパ・アメリカの改善策として、フッキが久しぶりの代表復帰を果たしている。好調だったリヴァプールのコウチーニョを外し、アメリカのオーランド・シティに移籍してから活躍を見せているカカを選出したことも、大きなサプライズとなりメディアを沸かせた。カカは日本代表戦以来、約1年ぶりの代表復帰となる。
カカは今シーズン、合衆国のオーランド・シティで活躍中だ。チームに加入するや即キャプテンという大役を任されている。かつてACミランでチャンピオンズリーグ優勝の原動力となったドリブルやサッカーIQの高さは、若手への見本となるだろう。
「カカは見本だ。難しい時、経験と成熟をピッチ内外でわれわれにもたらしてくれる。若い選手は経験を積む必要があり、ベテランは彼らを助けてくれる」と、ドゥンガ監督も信頼を寄せている。
以下、今回の国際親善試合を日本で放送するテレ朝チャンネルが注目する招集メンバーを紹介しておこう(次ページへつづく)。
(文/加藤元庸、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は8月31日、ニュージャージー入りしたブラジル代表に合流したカカ