ゼカ・パゴジーニョ、不法契約で3年の刑を言い渡される
2015年 12月 2日ブラジルの大スター・サンバ歌手ゼカ・パゴジーニョことジェセ・ゴメス・ダ・シウヴァ・フィーリョが、不法な契約に関与したとのことで、3年間の保護観察処分を言い渡されたと現地メディア「G1」、「ego.」(12月1日づけ)などが伝えている。
ゼカは2008年4月18日に開催された農業イベント「第15回エキスポアグロ」と、同年4月21日に行われたブラジリアの遷都記念日イベントの契約に不正に関与していたとのこと。12月1日(火)に判決が決定したという。
代理人であるベルナルド・ボテーリョ弁護士は、この刑罰は不当だとして司法裁判所に控訴するという。
連邦・地域公共省(MPDFT)の声明によると、ゼカは罰金とボランティア活動で刑に準じることになるとのこと。罰金の金額は明かされていない。
2008年のイベントを担当した代理店ブラジリアツールの関係者4名にも、保護観察や実刑、罰金などの有罪判決が言い渡された。
同省によると、このふたつのイベントで不当な雇用契約があったという。イベントへの出演が入札なしで決まり、農業イベントには約17万レアル(544万円、1レアル=約32円で換算)、遷都記念日のイベントには約20万レアル(640万円、1レアル=約32円で換算)が出演料として支払われていたとのこと。
(文/麻生雅人、写真/Divulgação)