ブラジルのデモ参加者の必携品!? 風船人形ピシュレッコ
2015年 12月 15日ほとんどのデモの参加者はサッカーブラジル代表のユニフォームなど、黄色い色のシャツを着ており、行進には7台のトリオエレトリコ(サウンドシステムを乗せたトラック)も加わった。
デモの参加人数は、調査会社ダッタ・フォーリャは4万300人、公安局(軍警察)はピーク時の16時15分で3万人だったと公表した。しかし、デモに参加した6団体の中のうち「自由ブラジル運動(MBL)」は8万人、「路上へ出よう(ヴェン・プラ・フア)」は10万人~15万人だったと発表した。
他に、軍警察に参加申請をした団体は「連帯」、「ブラジルの矯正」、「怒れる者たちのオンライン」、俳優のアレシャンドリ・フロッタの関連団体だったという。
パウリスタ大通りでのジウマ大統領と現政権に抗議するデモは3月15日、4月12日、8月16日にも行われているが、今回は過去3回より参加人数は下回った。
弁護士のホベルト・ジェルマーノ氏は、参加した6団体はいずれもはっきりとしたデモの参加人数はつかんでいないだろうとしながらも、自身の過去の経験から5万人近くはいたと思われると語った。ジェルマーノ氏は、今回のデモは過去3回のデモより小規模となったが参加して満足しているとも語った。
デモ参加者数は、3月は、軍警察発表で100万人、ダッタフォーリャの発表は21万人だった。4月は、軍警察発表で27万5000人、ダッタフォーリャの発表は10万人、主催者発表では80万人。8月は、軍警察発表で35万人、ダッタフォーリャの発表は13万5000人、主催者発表では90万~150万人だった。
(文/麻生雅人、写真/André Tambucci/Fotos Públicas)