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期待されるリオ・オリパラの遺産(3)

コパカバーナ

もともとリオで犯罪が多発していることに加えて、2015 年11 月にフランス・パリで同時多発テロが起こったことにより、オリンピックが標的にされる可能性が排除できなくなった。

この他にも競技会場となるラゴア(湖)やグロリア・マリーナの水質浄化が十分進んでいるとは言えない状況にあり、デング熱の感染源となる蚊が2015 年に東北ブラジルで拡大した小頭症との関連が疑われるジッカウイルスを媒介することがわかり、リオでも発症例が増えている。

しかし、ここで述べたようにオリンピックの遺産はリオが抱えてきた問題の一部を改善に向かわせる効果を持つことが期待される。

まだ工事が終わっていない段階で言うのはいかにも気が早いが、これまで分断されてきたリオ大都市圏がオリンピックを契機に建設される新しい交通網によって結びつきを強めることは、経済を活性化させ住民の満足を上昇させることができるのではないだろうか。

(文/浜口伸明、記事提供/ブラジル特報(日本ブラジル中央協会)、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は2015年12月30日、リオ市ゾナスウ(南部)コパカバーナ海岸付近を警備する特殊作戦グループ

ブラジル特報 2016年1月号

※「ブラジル特報」は日本ブラジル中央協会が発行している機関紙。隔月発行、年6回、会員に無料配布される。日本ブラジル中央協会への問い合わせは、E-mail info@nipo-brasil.org、TEL:03-3504-3866、FAX:03-3597-8008 まで。

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