「爆買い」の目はブラジルのサッカークラブにも!
2016年 01月 9日今週、コリンチアンス(コリンチャンス)にとってはキツイ一週間となりました。何故かというと中国チームのバク買いの対象だったわけです。
オフシーズンの時期に選手の移動があることは、ある程度しょうがない部分もあります。しかし、2月から始まる南米選手権(リベルタドーレス杯)の優勝を狙ってるコリンチアンスは、なるべく現メンバーをキープして、さらに強力な点取り屋センターフォワードの補強をしたいと言ってた矢先…。
突然中国に目を付けられ、まず狙われたのが、人気の背番号10を付けるスター選手ジャジソン。ボール配給がとても上手く、筆者が一番好きな選手でした。
さらに、それにとどまらず4日からの週、ブラジル代表にも選ばれているヘナト・アウグスト(Renato Augusto)、キャプテンのハウフィ(Ralf)、2015年に最も得点を決めたヴァギネル・ロヴィ(Wagner Love)までもが退出。
今後去っていくだろうと予想されている選手の名前も発表されてます。
ブラジル代表のエリアス(Elias)とジウ(Gil)、そしてゴールキーパーのカシオ(Cassio)。何とか居残ってもらいたいと筆者を含めサポーターは祈っていますが、桁違いの契約金で交渉してくる中国には選手側も断りようもなく、サインしていうのが現状。ひやひやしながら過ごす毎日です。
一方、クラブ側も穴埋めをしようと、必死に動いてます。至急に必要なのが、中盤。
名監督チチも、さぞかし頭が痛いでしょう。しかしチチ監督は去年も、主流選手が去っていくという同じ状況を経験、残った選手を見事にまとめ上げて優勝しました。その凄腕は、誰もが認めるブラジルナンバーワン監督です。彼がいる限り何とかやってくれるという心強いものがあります。
しかし、先程耳に入ったニュースが気になります。中国代表監督が首になったらしいですね。チチ、お願い、行かないで!!
(写真・文/土居清光エミリオ、記事提供/土居 清光エミリオFacebook)
※土居清光エミリオFacebookでは多くの写真と共にブラジルの現地情報を紹介しています