路上でイヤホン使用中の女性が銃で撃たれた理由とは
2016年 03月 15日グローボ系ニュースサイト「G1」ほか現地メディアが3月10日~11日づけで伝えたところによると、バイーア州フェイラ・ヂ・サンターナ市(以下「フェイラ市」)で10日、若い女性が路上で撃たれる事件があったという。
撃たれたのはバイーア州都サルバドール市から100キロ離れたフェイラ市に住む15歳の女性。事件現場付近の防犯カメラにもその瞬間が収められていた。
11日、被害者が入院しているフェイラ市内の州立小児病院で、現地警察が被害者から事情聴取を行った。
事件捜査の責任者であり、聴取を担当したジョセー・ルイス・ラパ警察署長、によると、事件当時、銃撃犯は強盗であることを告げたが、被害者はイヤホンを使用しており耳がふさがっていたようで、強盗の声が聞こえなかったため素通りしたとのことだ。
無視された腹いせに、犯人は被害者に向けて発砲したという。
「強盗は未遂に終わりました。犯人が強盗であると告げた時、被害者はイヤホンを使っていたため気づかなかったそうです。被害者が通り過ぎたときに犯人の目的は変わり、犯人は元来た道を少し戻って被害者を撃ったということです」(ジョゼー・ルイス・ラパ署長)
事件の瞬間を修めた防犯カメラの映像では自転車に乗った犯人がやってきて、彼女を打つまでの一部始終が確認できる。
警察によると被害者は登校中に事件に遭ったという。首のあたりに被弾し、10日(木)、弾丸の摘出手術を受けたが、取り出すと危険な場所にあったため、摘出はできなかったとのことだ。
しかしながら、医師の報告書によると、弾があることが患者の回復の妨げにはなっていないという。
警察はまだ銃撃した男についての情報を得られていない。
(文/原田 侑、写真/Reprodução/BATV/TV Globo)
写真は「BATV」より、発砲の瞬間をとらえた防犯カメラ映像。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで