ブラジルの富裕層の74%が、ジウマ大統領は「辞任すべき」
2016年 03月 20日グローボ系ニュースサイト「G1」、「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」紙など現地メディアが報じたところによると、現政権に対する世論調査で、調査対象者の68%が現政権の弾劾に賛成、と回答したという。
調査はブラジル大手調査会社ダータフォーリャ社が3月17日~18日に行ったもので、同社は19日に結果を発表した。
ダータフォーリャ社はブラジル全国の171市町村に住む2794人から回答を得た。四捨五入などの関係で一部の結果では合計が100%に満たない場合があるとのことだ。
調査対象者は『国会議員はジウマ・ルセフ大統領の弾劾決議に投票するべきか?』という問いに対し、下記のとおり答えた。
-はい 68%
-いいえ 27%
-興味なし 3%
-わからない 2%
2月の前回調査では「はい」が60%、「いいえ」が33%だった。
また『ジウマ・ルセフ大統領は大統領職を辞するべきだと思うか?』という問いに対しては下記の回答が得られた。
-はい 65%
-いいえ 32%
-わからない 2%
ジウマ・ルセフ大統領は辞任すべき、と答えた調査対象者の割合は前回調査と比べてすべてのカテゴリーで増加したが、中でも下記のカテゴリーにおいて特に変動が大きかった。
-45歳~59歳 68%(前回:52%)
-60歳以上 61%(前回:48%)
-富裕層 74%(前回:54%)
その他、質問事項に関する回答も公表されている(次ページへつづく)。
(文/余田庸子、写真/André Tambucci/Fotos Públicas、写真下/Rovena Rosa/Agência Brasil)
写真は3月13日(日)、サンパウロ市のパウリスタ大通りで行われたジウマ大統領の弾劾を訴えるデモ