カテゴリ : エンターテインメント トラベル
2016年 04月 23日 07:26
レアル安の影響を受けて経営面で苦戦するブラジルの航空業界。しかしそんな中でも、採算性向上、新顧客獲得に向けた様々な取り組みが試みられている。
不採算路線の廃止、機内サービスの一部カットなどに加え、他社とのコードシェア便の増加も、その取り組みの一部とみられる。
ブラジル現地紙「オ・グローボ」電子版が4月15日づけで伝えたところによると、ラタン(Latam)航空グループは、メキシコをベースとするLCC、インテルジェットとのコードシェア合意を発表したという。
ラタン航空はチリのラン(LAN)航空とブラジルのタン(TAM)航空が2010年に合併して発足した。
ラタン航空側にはインテルジェットとのコードシェアにより、メキシコ国内の25都市への利便性を向上させる目論見があるという。アカプルコ、カンクン、グアダラハラ、モンテレイ、プエルト・バジャルタ、ロス・カボスなどがその25都市に含まれる。
インテルジェットとのコードシェア合意はラタン航空が近年アメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパへのアクセス向上のために進めてきたアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウエイズ、イベリア航空との提携に連なるものだという。
(文/余田庸子、写真/Divulgação)
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