パラリンピック開催中のリオで、電線が盗まれ地下鉄運航にトラブル

2016年 09月 13日

リオ 地下鉄 トラブル

グローボ系ニュースサイト「G1」が9月13日づけで伝えたところによると、リオデジャネイロ市の地下鉄の一部の駅で、開門ができない事態が起こったという。

現地時間の9月13日始発から午前9時21分まで、地下鉄2号線はイラジャー駅からボタフォゴ駅の折り返し運転となった。

開門できなかったのはパヴーナ、フーベンス・パイヴァ、アカリ、コエーリョ・ネト、コレジオの5駅。

折り返し区間でも駅についてから電車に乗れるまで40分かかったり、1時間近く扇風機が機能せず車内で急病人が続出するなど、市民の足に多大な影響が出た。

地下鉄運営会社メトロ・リオによると、原因は電線が盗まれたためとのことだ。地下鉄1号線、4号線は通常通りの運行状況だという。

バスによる振替輸送も大混乱のため、バスに乗ることも諦め、自宅に戻る人の姿も見られた。

(文/余田庸子、写真/Camila Rios/Arquivo pessoal)
乗客によると約一時間、車両内に閉じ込められたという