東京五輪世代の日系選手も活躍! U-20ブラジル全国大会決勝
2016年 09月 21日現地時間9月20日(火)19時(日本時間21日朝7時)、20歳以下のサッカーブラジルNo1クラブを決める大会(Campeonato do Brasileiro Sub-20)の決勝戦第2戦が行われた。
対戦したのはボタフォゴとコリンチャンス。ボタフォゴが2-0でコリンチャンスを下し、2試合合計3-1で、ボタフォゴが栄冠を手にした。
第1戦は現地時間13日17時、ボタフォゴの本拠地リオで行われた。
前半39分に速攻からコリンチャンスが先制するも、徐々にボタフォゴが主導権を握り、後半18分のゴールで追いついて1-1の引き分けに終わっていた。
第2戦は序盤からボタフォゴの中盤の選手達の技術の高さが光り、ホームのコリンチャンスの守備陣はプレスを寄せきれず、痺れを切らしたコリンチャンスサポーターから叱咤激励を浴びる時間帯もあった。
さて、ボタフォゴには破れてしまったコリンチャンスだが、今大会には注目すべき日系選手が参加していた。
沖縄にルーツを持つ日系4世のファブリシオ・ケイスケ・ホドリゲス・オオヤだ。2022年の東京五輪世代にあたる17歳ながら名門コリンチャンスとプロ契約を結び、飛び級で今大会コリンチャンスU20の一員として出場していた。
本来の所属カテゴリーである17歳以下の大会(Copa do Brasil Sub-17)ではブラジル全国制覇を成し遂げ、今年(2016年)6月には18歳以下のブラジル代表にも選出された。
今大会でファブリシオはエースナンバー10番を背負って両試合に先発したものの、得点には絡めず、いずれの試合も途中交代となった。しかしキャリアはまだはじまったばかり。東京五輪含め、ファブリシオの今後の活躍に期待したい。
(文/平安山良太、写真/Lucas Figueiredo/CBF)
写真は9月13日、ボタフォゴ対コリンチャンスの第一戦。右がファブリシオ・ケイスケ・ホドリゲス・オオヤ選手