ミス・ブラジル2019候補写真集。栄冠はミナスジェライス代表に
2019年 05月 6日
3月9日(土)、サンパウロ・エキスポ・エキシビジョン&コンベンションセンターでミス・ブラジル2019の選考イベントが開催されたと現地メディア「G1」が伝えています。
今回のコンクールでは「ひとりの女の子として戦う、ひとりの女性として戦う、ひとりのミスとして戦う」というモットーが掲げられ、選考の前には過去にミス・ブラジルのタイトルを獲得した4人の女性が登壇して、女性に対する暴力やフェミサイド(女性であるがゆえに殺害される殺人の被害)に対すし抗議するスピーチを行ったとのことです。
コンテストでは、会場ではブラジルの26の州および連邦直轄区を代表する、計27名の候補の中から第一選考で15名が選ばれ、候補は第二選考で10名に絞られ、さらにセミファイナルで5名が選ばれました。
ファイナリストに選ばれた3名の中から、ミス・ミナスジェライスのジュリア・オルタさん(24)がミス・ブラジル2019に選ばれました。
ジュリア・オルタさん(24)はミナスジェライス州ジュイース・ヂ・フォーラ市出身のジャーナリスト、司会者で、ブロガー、SNSのインフルエンサーとしても人気があるとのことです。
セミファイナルの5名には、ジュリアさんのほかには、ミス・セアラーのルアーナ・ロボさん、ミス・リオグランヂ・ド・ノルチのエリカ・フォンチスさん、ミス・リオグランヂ・ド・スウのビアンカ・シェレンさん、ミス・サンパウロのビアンカ・ロペスさんが選ばれました。
選考では審査員からの質問に対する返答も審査の対象となり、ミス・セアラーのルアーナ・ロボさんは性別の多様性について、ミス・リオグランヂ・ド・ノルチのエリカ・フォンチスさんは家族の多様な在り方について、ミス・リオグランヂ・ド・スウのビアンカ・シェレンさんは中絶の合法化について、ミス・サンパウロのビアンカ・ロペスさんはミスユニバースのタイトルを獲得するための戦略について、回答したとのことです。
ジュリアさんは、外国人に対して現在のブラジルの国家戦略をどのように説明するかについて回答したとのことです。
ミス・ブラジル2019に選ばれたジュリアさんは、エメラルドなどの宝石がちりばめられた推定52000レアル(約147万円(1レアル28.24円換算))のホワイトゴールドの王冠を、ミス・ブラジル2018のマイラ・ヂアスさん(アマゾニア州代表)から手渡されたほか、北東部へのクルーズ旅行の権利も獲得しました。
ジュリアさんはこの後、ミスユニバース2019のブラジル代表候補となります。
このほかファイナリストの3名にはそれぞれ、宝石と、サンパウロ北部の避暑地カンポス・ド・ジョルダォンの高級ホテルに1週間滞在できる権利が贈られました。
ミス・ブラジル2019の準ミスにはセアラー州代表のルアーナ・ロボさん(24/モデル)、準々ミスにはサンパウロ州出身のビアンカ・ロペスさん(22/法学生、モデル)が選ばれました。
コンクールでは、リオデジャネイロ州の連邦人権局が2019年3月に始動させた「民間企業の職場におけるモラルハラスメント、セクシャルハラスメント、パワーハラスメントの被害に遭っている女性を特定する調査」で後見人を務め、自身も家庭内暴力の被害者である起業家のルイーザ・ブルネーのほか、ファッションデザイナーのアレシャンドリ・ヘルシコヴィッチ、美容コンサルタントのマルコス・プロエンサ、同じく美容コンサルタントのヴァンデルレイ・ヌネス、ラコステ・ブラジルのCEOであるハシェウ・マイア、ミス・ブラジル1993で起業家、TV番組司会者などで活躍しているレイラ・シュステル、ミス・ブラジル2007でミス・ユニバース2007の準ミスにも選ばれた司会者、モデルのナターリア・ギマランイス、ジャーナリストのモニカ・サウガード、同じくジャーナリストのヒッキー・ヒラオカ、ユーチューバーのタシエリ・アウコレアが審査員を務めました。
※27名の候補の写真は次ページ以降に掲載しています。
(文/麻生雅人)