「RIZIN.17」、勝利を飾ったホベルト・サトシ・ソウザ選手インタビュー
2019年 07月 31日
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナにてRIZIN.17が開催された。
第5試合に出場したブラジルのホベルト・サトシ・ソウザ選手は廣田瑞人選手と対戦して、1R 3分05秒TKO(グラウンドパンチ)で勝利を飾った。
打撃を得意とする元UFCファイター廣田選手と柔術世界王者のホベルト・サトシ選手の対戦は、どのような試合展開になるのかに注目が集まっていた。
試合開始早々、ホベルト・サトシ選手が非常に低い位置からのタックルでのテイクダウンに成功したが、その後グラウンド状態での柔術の攻防は見られず、両選手は一旦スタンドに戻った。
スタンドではホベルト・サトシ選手の右ストレートが見事に廣田選手に当たり廣田選手はそのままダウンした。
ホベルト・サトシ選手がパウンドパンチを連打しているところをレフリーが試合をとめ、ホベルト・サトシ選手は前回に続き、打撃での勝利をおさめた。
試合後にはホベルト・サトシ選手のインタビューが行われた。
――試合を終えた率直な感想をお願いします。
「本当に練習しました。柔術も使おうと思いましたが、パンチが当たってよかったです」
――廣田選手は戦ってみてどのような印象でしたか?
「彼は試合中ずっと諦めない選手で、スタミナもすごいので試合前は怖く、極めるのも難しいと思っていました。早い時間にKOで勝ったので印象はあまりわかりませんでした」
――パンチを得意とする廣田選手に打撃で勝利を果たしたのには驚かされました。
「投げはたくさん練習しましたが、廣田選手は投げのディフェンスも強いので、打撃もたくさん練習しました。わたしの打撃(のパワーや精度)はまだみんな信じていないけれど(笑)、たくさん練習しています」
――MMAで、この階級で、世界のトップファイターと試合をしていけるという自信を感じましたか?
「66㎏のほうがいいとみんなが言いますが、わたしは少しだけ体重を落としています。みんなはだいたい15㎏落としてますが、わたしはだいたい8kgだけ。70㎏のライト級でもこの人には勝てないな、というのはないので、このままライト級で試合をしていくと思います」
――(勝利を)ブルテリアの坂本さんのお母さんに捧げると言っていましたが、捧げたかったのは、お母さんにお世話になったからですか?
「坂本さんのお母さんはいつも坂本さんを支援していたので。ブルテリアを始めるのも、今坂本さんがわたしを助けてくれているのは、坂本さんのお母さんが坂本さんを助けたからだと思っています」
――最後に、ここはRIZINだよ。UFCじゃないよ、と言ったのはどのような気持ちだったのでしょうか?
「試合の前にたくさんの人が、次の相手はUFCからだよ、強いよ!と言ってきましたが、UFCは関係ない。わたしはRIZINで試合をしていますし、わたしだって強いですよ、という想いです」
――10月にライト級のGPが予定されていますが、そのGPの出場選手に名前が上がると思いますが、それについてどう思いますか?
「まだGPに出るかは考えていません。少し休みたいです。運がいいから上がってきたとは思われたくないと思っています」
(文/Viviane Yoshimi)