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ブラジルで、有志グループが、新型コロナウイルス感染症への政府の無責任な対策に抗議

写真は6月13日(土)、サンパウロ市パウリスタ大通り。政府の暴力による虐殺をなくすことを訴えるデモが、ソーシャルディスタンスを保って行われた(写真/Felipe Campos Mello)

6月13日(土)、午後14時ころ、ブラジルサンパウロ市のサンパウロ美術館前で、政府や権力によって多くの人々の命が奪われる状況を終わりにしようと訴えるデモが開催されたと、独立ネットワークメディア「ジョルナリスタスリーヴリ」が伝えた。

デモには、活動家、アーティスト、弁護士、教師、医療専門家、学生、政治家など、さまざまな立場の有志
約150名が参加したという。

デモの参加者は、Covid-19の大流行に直面して感染拡大と大量の死者を生んでいる現状は、ジャイール・ボウソナーロ大統領と連邦政府の無責任がもたらしたジェノサイドだと訴えた。

写真は6月13日(土)、サンパウロ市パウリスタ大通り。政府の暴力による虐殺をなくすことを訴えるデモが、ソーシャルディスタンスを保って行われた(写真/Felipe Campos Mello)

同時に、貧困層など立場が脆弱なブラジル人が犠牲になっていると、警察や州の暴力に抗議したほか、人種差別への抗議も叫ばれた。

デモに先駆けグループは「ブラジルは(Covid-19の)パンデミックとボウソナーロ大統領というふたつの危機に同時に耐えることに、もう耐えられません。パンデミックと闘う唯一の方法は、この無責任な政府を打倒することです」という声明を発表していた。

参加者は互いに2メートルの距離を保ち、マスクやフェイスシールドを着用して新型コロナウイルスの感染拡大防止にも注意して活動を行った。

参加者は、軍事政権、警察の暴力、Covid-19感染症などで命を落とした人たちのポートレートを手にして、犠牲者たちへの追悼も込めて行われたという。

(文/麻生雅人)

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