ルーラ大統領は、起訴されたボウソナーロ前大統領らの推定無罪を強調

2025年 02月 20日

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2月19日、健康、科学技術、公共安全などの分野でポルトガルと協定を締結した後、調印式と記者会見に臨むルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領(写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)

今週水曜日(2月19日)、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領は、ジャイール・ボウソナーロ前大統領は無罪推定が保証され、十分な弁護を受ける権利があると、前大統領の権利を擁護した。

火曜日(2月18日)、連邦検察庁(PGR)はボウソナーロ前大統領と33名を、ルーラ大統領の3期目を阻止するため、民主法治国家を暴力的にないがしろにし、クーデターを主導したという罪で連邦最高裁判所(STF)に起訴している。

プラナウト宮(大統領官邸)でポルトガルのルイス・モンテネグロ首相との会談の後に行われた記者会見で、ルーラ大統領は、「私に言えることは、この国において、私がブラジルを統治する間は、すべての国民に推定無罪の権利があるということだけです」と答えた。ポルトガル政府首脳の公式訪問期間中、両国は19の協定に署名した。

ボウソナーロ氏の弁護側は容疑を否定しており、前大統領も「民主法治国家またはそれを形作る制度の破壊を目的としたいかなる行動にも決して賛同していない」と述べている。

検察側による告発は、連邦警察(PF)の捜査に基づいている。

また、ルーラ大統領は、連邦検察庁による今回の告訴は、あくまで刑事手続きがはじまったばかりであることを強調した。

「もし彼らが、クーデターを計画していなかったことを証明したら、そして、大統領、副大統領、最高選挙裁判所長官の殺害を計画していなかったことを証明したら、彼らは自由となり、ブラジル中を自由自在に移動できる市民となるでしょう。もし裁判官が判決を下し、彼らが有罪であるという結論に達したら、彼らは犯した過ちの代償を払わなければなりません」とルーラ氏は語った。

「つまり、これは起訴にすぎません。手続きはこれから連邦最高裁判所に持ち込まれ、彼らには自らを弁護するあらゆる権利があります」と付け加えた。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)