フェルナンダ・トーヘス、次回作はアンドルーシャ・ワヂントン監督作品「オス・コヘトーリス」

2025年 05月 30日

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映画「アイム・スティル・ヒア」。エウニッシ・パイヴァを演じたフェルナンダ・トーヘス(写真/(C)2024 VIDEOFILMES / RT FEATURES / GLOBOPLAY / CONSPIRAÇÃO / MACT PRODUCTIONS / ARTE FRANCE CINEMA)

ヴァウテル・サリス(ウォルター・サレス)監督作「アイム・スティル・ヒア(原題「アインダ・エストウ・アキ」)」でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞し、ブラジルに初のアカデミー賞国際長編映画賞をもたらしたフェルナンダ・トーヘスの次回作が明らかになった。現地紙「オ・グローボ」が伝えている。

フェルナンダ・トーヘスの次回作は、夫でもあるアンドルーシャ・ワヂントン監督の作品「オス・コヘトーリス」で、フェルナンダは脚本と主演を務めるとのこと。ブラジル最大級の独立系プロダクション、コンスピラサォン・フィウミスと、グローボ・フィウミスとの共同制作となる。コンスピラサォン・フィウミスは「アイム・スティル・ヒア」でも共同制作に名を連ねている。

フェルナンダの新たなプロジェクトは5月28日(水)にリオデジャネイロ市で開催された「リオ・クリエイティブ・カンファレンス(Rio2C)」で、パネルディスカッション「グローボの100年:我らのシナリオはブラジル」に出席したデジタル作品ディレクターのマヌエウ・ベウマールが発表した。

「リオ・クリエイティブ・カンファレンス」は南米最大級のクリエイティビティ関連イベントで、6日間にわたり、クリエイティブ業界の著名人による基調講演やパネルディスカッションなどが行われる。

これまでにもフェルナンダ・トーヘスは、アンドルーシャ・ワヂントンが監督した多くの長編映画の出演している。「ジェミアス(ふたご)」(1999)、「カーザ・ジ・アレイア(砂の家)」(2005)、
「オ・ジュイーゾ(分別)」(2019)で脚本家としてのキャリアもスタートさせている。

「アイム・スティル・ヒア(原題「アインダ・エストウ・アキ」)」は8月8日より日本公開が決定している。

(文/麻生雅人)