フェルナンダ・トーヘス、映画芸術科学アカデミー (AMPAS)メンバーに招待される
2025年 06月 30日
映画芸術科学アカデミーが6月26日(木)、アカデミー賞の選考や授与などを行う同アカデミーの会員として招待された映画業界関係者534名のリストを発表し、その中にブラジル人女優フェルナンダ・トーヘスも含まれていると、ブラジル現地メディア「バンジ」が報じている。
フェルナンダ・トーヘスは、「アイム・スティル・ヒア(原題:アインダ・エストウ・アキ)」で弁護士・活動家のエウニッシ・パイヴァを演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。映画は最優秀国際映画賞を受賞して、ブラジルにとって初のアカデミー賞受賞作となった。
映画芸術科学アカデミーのビル・クレイマーCEOとジャネット・ヤン会長が署名した声明には「私たちは、この名誉あるアーティスト、技術者、専門家たちをアカデミーに招待できることを大変嬉しく思います。これらの並外れた才能を持った方々は、映画製作と映画業界全体への献身を通じて、世界の映画界に、決して色あせることのない貢献を果たしてきました」と記されているという。
また、フェルナンダ・トーヘスに加え、監督のダニエウ・フィーリョ、ガブリエウ・マスカーロ、ダニエラ・トーマス、ドキュメンタリー映画監督のエリーザ・カパイ、プロデューサーのマリア・カルロッタ・ブルーノなど、9人のブラジル人がリストに名を連ねているという。
すでにアカデミーの会員になっているブラジル人では、フェルナンダ・モンチネグロ(女優)、アリス・ブラーガ(女優)、ヴァウテル・サリス(ウォルター・サレス)(監督)、カルリーニョス・ブラウン(作曲家)、ホドリゴ・サントロ(俳優)、ヴァギネル・モウラ(俳優)、セウトン・メロ(俳優)などがいる。
(文/麻生雅人)