ブラジル最高裁、米国滞在中のエドゥアルド・ボウソナーロ氏の資産と口座を凍結

2025年 07月 23日

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エドゥアルド・ボウソナーロ下院議員 (写真/Lula Marques/Agência Brasil)

ブラジル連邦共和国連邦最高裁判所のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事は今週月曜日(7月21日)、エドゥアルド・ボウソナーロ連邦下院議員(自由党)の銀行口座と資産の凍結を命じた。

この措置により同議員は、米国での滞在資金を確保するために父親であるジャイール・ボウソナーロ前大統領から Pix 経由で行われた現金送金の受け取りを含む金融取引を行うことが禁止される。

ボウソナーロ前大統領自らによると、すでに約200万レアルがエドゥアルド氏に送金されているという。

エドゥアルド議員は今年3月、政治的迫害を理由に国会議員としての任務を放棄して、アメリカ合衆国に滞在している。下院の内部規則によると、議員はブラジルに帰国しない場合、職務から解任される可能性がある。

ボウソナーロ議員は、(ジャイール・ボウソナーロ前大統領による)クーデター計画に関する刑事訴訟を受け、米国政府に、ブラジル政府と連邦最高裁判所(STF)に対して行動を起こすよう扇動したとして、連邦最高裁判所の捜査を受けている。ボウソナーロ氏はこのクーデター計画の被告の一人でもある。

金曜日(18日)、これと同じ捜査で、前大統領は連邦警察(PF)の捜査対象となり、足首への電子装置の装着することを強制され、午後7時から午前6時までの外出を禁止された。

この措置は、9月に最高裁で裁判を受ける予定の前大統領が、逃亡する恐れがあると検事総長が主張したことを受けて、最高裁が決定した。

エドゥアルド・ボウソナーロ氏はポッドキャストで鋼材が凍結されたことと、何も見つからないだろうという発言を発信している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)