パウメイラスの練習施設、日曜未明に爆発物による襲撃受ける

2025年 08月 12日

pameirasct
襲撃を受けたパウメイラス・アカデミア・ジ・フッチボウの防犯カメラ映像(画像提供/Palmeiras/Divulgação)

パウメイラスのトレーニングセンター「パウメイラス・アカデミア・ジ・フッチボウ」が、8月10日(日)の未明、爆発物や爆竹による襲撃を受けた。パウメイラスによると、事件当時、選手やスタッフはブラジル選手権の対セアラー戦に向けた集中合宿中だったが、負傷者は出ていないという。

クラブは公式声明で以下のように述べた。

「パウメイラスは、犯罪者集団による暴力行為に屈することなく、当事者が法の厳格さに基づいて処罰されるよう、徹底的に追及します。すでに文民警察と連絡を取り、事件報告書を提出します。監視カメラに記録されたすべての映像は捜査当局に提供されます」

声明では次のような懸念も示された。

「サッカーがますます危険な環境に変わってしまい、平和が常に脅かされるような状況を容認することも、ましてや常態化させることも、できません」

クラブはまた、一部メディアが(パウメイラスに対する)暴力的な脅迫を報道することで(暴力の過熱化を)助長していると非難し、前回のダービー(※8月6日に行われたパウメイラス対コリンチャンス戦)前から脅迫行為に注目が集まるような報道が続いていることを遺憾だと表明した。

サンパウロ州公安局は、現時点では事件に関する詳細情報は把握していないと発表している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)